ご予約・お問合せ 平日10:00~17:00
お電話03-5280-0086

>資料請求はこちら

>アクセスマップ

メニュー

×閉じる

子宮がんの症例紹介

瀬田クリニックグループでがん免疫療法(免疫細胞治療)を受けられた子宮がんの方の症例(治療例)を紹介します。症例は治療前後のCT画像や腫瘍マーカーの記録など客観的データに基づき記載しています。

症例①
女性51歳 女性
遠隔転移を伴う再発子宮内膜がんの長期(7年間)治療例(Ⅳ期子宮内膜がん)

治療までの経緯

1998年12月、子宮内膜がんのため手術を受けましたが、上腹部のリンパ節への転移があり、また、がんの一部は腸管表面に残りました。そのため、手術後は化学療法(シスプラチン、エピルビシン、シクロホスファミド)を5クールと、さらに別の化学療法(パクリタキセル、カルボプラチン)を3クール行いました。しかし、1999年8月、残ったがんが進行し、骨盤や腹部のリンパ節転移の再発や、左鎖骨上リンパ節転移の出現がみられました。11月末までリンパ節転移部分には放射線療法を行い、また免疫賦活剤(シゾフィラン)も併用し、腫瘍は縮小されました。その後引き続き化学療法(ドキシフルリジン)が開始されました。

治療内容と経過

子宮がんに対する免疫療法case20

2000年1月24日当院を受診されました。全身状態は良好で、食欲も良好、触診では左鎖骨上リンパ節は放射線療法により2cm程度に縮小していました。
2月9日よりアルファ・ベータT細胞療法を開始し、4月19日まで6回の治療終了後、検査をしたところ、左鎖骨上リンパ節は触って確認できないくらいに縮小しており、腹部と骨盤のリンパ節転移巣は縮小した状態を維持していました。また腫瘍マーカー(CA125、CA19-9)の上昇もありませんでした。放射線療法による効果が維持されていると判断し、6月23日から治療を再開しました。9月1日まで更に6回行い、その後4週間間隔で2002年4月まで継続しました。その間、腹部と骨盤のリンパ節転移巣は安定しており、その後更に6週間間隔、8週間間隔、2ヶ月間隔、3ヶ月間隔と治療間隔を空けながら治療を継続していましたが、2005年10月以降になりCA125が徐々に上昇してきたため、2005年12月からは再度、4週間間隔で治療を行うとCA125、CA19-9の低下が見られ、2006年4月以降は再び3ヶ月間隔で治療を行いました。
当院での約7年間の経過中、6ヵ月毎に腹部CTで腹部と骨盤のリンパ節転移巣を観察していましたが、縮小がみられ(以下画像)、腫瘍マーカーの上昇も抑えられています。また患者さんの全身状態や生活の質も良好なまま維持されています。

考察

化学療法が無効な患者さんでしたが、放射線療法でリンパ節転移巣は縮小させることができ、その後約7年間、アルファ・ベータT細胞療法で進行や再発がなく、生活の質が良好なまま経過していることは、特筆すべき症例と言えます。腫瘍マーカーなどの推移からは、まだがんが残っているものと考えられ、今後も慎重に経過を観察しながら免疫細胞治療の治療間隔を考慮し継続している方針です。

症例リストに戻る

来院のご予約はこちら

症例②
女性70歳代 女性
ホルモン療法とアルファ・ベータT細胞療法を併用することにより、状態が安定している子宮体がん(腹膜播種)の症例

治療までの経緯

2008年7月、不正性器出血のため婦人科を受診されました。検査の結果、子宮体がんと診断され、同年8月に子宮全摘出術および卵巣・卵管切除術を行い、経過観察をしていました。
2013年1月、CT検査にて腹膜播種(がん細胞が、内臓を覆う膜である腹膜に種をまくように広がること)の疑いがあり、3月に腹腔鏡で摘出手術を行いました。摘出した腫瘍を検査した結果、子宮体がんの腹膜播種と診断され、4月よりメドロキシプロゲステロンを用いたホルモン療法を開始しました。
2014年6月、免疫細胞治療を検討するため当院を受診されました。
患者さんの免疫細胞の状態や白血球のタイプを調べる免疫機能検査・HLA検査の他、がん細胞の特徴を調べる免疫組織化学染色検査を行い、患者さんに最も適した治療を検討した結果、8月よりアルファ・ベータT細胞療法を開始しました。6回治療を行った後、治療間隔を伸ばし現在も3ヵ月毎に治療を継続しています。

治療内容と経過

治療の経過とCT画像の推移

腹膜播種巣には明らかながんの増大はみられず、経過は穏やかです。腫瘍マーカーは基準値以下を維持しており、体調変化もなく日常生活にも支障がでていません。アルファ・ベータT細胞療法を開始してから2年半以上経過しましたが、現在もホルモン療法とアルファ・ベータT細胞療法を継続しています。

考察

子宮体がんでは、再発症例の余命は約12ヵ月と報告されています。また、この患者さんのように、ホルモン療法が行えた場合も奏効率は37%程度で、余命を延長するのは難しいと考えられます。この患者さんの場合は、約2年半にわたり、腹膜播種巣の顕著な増加や増大は認められず、極めて長期の病状安定状態が得られている為、免疫細胞治療の効果だと考えられます。現在もアルファ・ベータT細胞療法を継続中ですが、特記すべき副作用もなく経過は良好です。

症例リストに戻る

来院のご予約はこちら

このページの先頭へ

 
このページの先頭へ

×閉じる

オンラインがん免疫細胞治療説明会【参加無料】
×閉じる
オンラインがん免疫細胞治療説明会【参加無料】