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女性特有のがんで腰痛になる?主な種類や治療法を解説

投稿日:2024年10月11日

更新日:2024年10月11日

卵巣がんや子宮体がんなど女性特有のがんが原因となり、腰痛の症状が出る場合があります。そのような場合、腰痛の症状に気付いた段階でがんが進行しているケースが多く、できるだけ早い治療が必要です。慢性的な腰痛に悩まされて痛みが悪化している方は、医療機関を受診しましょう。

本記事では、腰痛の症状が出る女性特有のがんや治療法について解説します。

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腰痛が女性特有のがんのサインになり得る場合がある

一般的に、腰痛は職業や生活習慣、ストレスなどさまざまな要因が絡み合って起きる症状です。多くの方は整体やマッサージに通い、痛みのケアを行っているかもしれません。

しかし、誰にでも起こる腰痛が女性特有のがんのサインになり得る場合があります。ここでは一般的な腰痛の原因と、がんが原因で腰痛になる理由を解説します。

1. 一般的な腰痛の原因

腰痛は多くの女性が抱える症状の一つです。原因はさまざまであり、以下が腰痛をもたらすと考えられます。

筋肉の疲労
骨折
関節炎
骨粗しょう症
椎間板ヘルニア など

職場環境によって腰痛の症状を訴える方は多く、体に負担がかかる重労働や長時間同じ体勢を取る仕事に従事する方に発症しやすい点が特徴です。

腰痛は特異性腰痛と非特異性腰痛に分けられ、約85%が原因不明で起こる非特異性腰痛といわれています。非特異性腰痛はX線やMRIを用いても、原因を特定できません。また女性の場合は妊娠や生理が原因となり、腰痛の症状が出る場合もあります。

2. 女性特有のがんが原因で腰痛になる理由

がんと腰痛は関係がないように思えますが、女性特有のがんが原因で腰痛の症状が出ている場合があります。卵巣がんや子宮体がんなど女性特有のがんは、腰痛の症状が出る代表的な例です。女性特有のがんが進むと、腰に違和感や痛みが出る可能性があります。

また、がんの骨転移も腰痛の症状を訴える原因の一つです。
がんが骨転移すると、大きくなったがん細胞による神経の圧迫や骨の破壊が起こります。特に子宮や卵巣は腰に近いため、骨転移がなくても腰痛になりやすいのが特徴です。

腰痛の原因になり得る女性特有のがんとは?

子宮や卵巣など女性特有の生殖器でがんを発症すると、腰に違和感や痛みが出やすくなります。ただの腰痛だと思っていて、がんが進行しているケースもあるので注意が必要です。

ここでは、腰痛の原因になり得る女性特有のがんについて解説します。

1. 卵巣がん

卵巣は腰に近い位置にあるため、がんの発症により腰痛の症状が出る可能性があります。卵巣がんは初期の自覚症状がほとんどなく、サイレントキラーと呼ばれているのが特徴です。がんが進行するまで症状が出にくく、腰痛やお腹の張りによって発見される場合があります。しかし、これらは日常的に起こりやすい症状であり、発見したときにはすでに進行しているケースがあるので注意が必要です。

卵巣がんが進行すると腹水によって周囲の臓器が圧迫され、腰痛の症状が出る場合があります。他の症状は食欲不振や排尿・排便時の痛み、脚のむくみなどです。女性特有のがんの中でも死亡数が多く、女性にとって注意すべきがんといえます。腹痛や腰痛が続いて気になる場合は、医療機関を受診しましょう。

2. 子宮頸がん

子宮頸がんも腰痛の原因になり得る女性特有のがんの一つです。その多くは子宮頸部上皮内腫瘍や上皮内腺がんなどの段階を経てから、子宮頸がんへと進行します。膣付近で発症した場合は発見や早期治療がしやすく、予後の良いがんです。しかし、進行するとリンパ節や子宮頸部の周辺組織に転移する可能性があり、治療が困難になります。初期の子宮頸がんで腰痛の症状が出ることはありません。ただし、がんが進行して骨盤周辺に転移すると腰痛を訴える場合があります。

また子宮頸がんの自覚しやすい症状はおりものの増加や不正出血などです。生理期間外の薄茶色や血が混ざったおりものにより、子宮頸がんに気付くケースがあります。早期発見のためには、普段から生理の出血量やおりものの状態に注意しましょう。

3. 子宮体がん

子宮体がんは40代後半以上の方に多く、子宮内膜組織で発症するがんです。症状が進行すると、子宮頸部やリンパ節、卵巣などに転移します。さらに進行した場合、肺や肝臓など離れた臓器にも転移する可能性があるがんです。

初期の自覚症状は生理周期の乱れや不正出血です。ライナーで対応できないほどおりもの量が増えたり、茶褐色や赤い血が混じったりする可能性があります。また、レバー状の塊が出るのも症状の一つです。発症が更年期や閉経と重なりやすく、初期症状を見逃しやすいため注意しなければなりません。また、子宮体がんが進行すると、腰痛や下腹部の痛みに悩まされるケースもあります。他の自覚症状は下肢のむくみなどです。

4. 乳がん

乳がんは、乳房の乳腺にできる悪性腫瘍です。乳管または小葉から発症するがんであり、ほとんどのケースで乳管から発症しています。乳がんが直接の原因となって腰痛の症状が出ることはありません。しかし乳がんは骨転移しやすく、患者さんの約30%で骨転移が認められています。乳がんによる骨転移が多い部位は腰椎や胸椎、頚椎などの脊椎です。また、骨盤や肋骨、頭蓋骨への骨転移もよく見られます。

乳がんで腰痛の症状が出るのは、腰椎に転移した場合です。転移した部位の骨が破壊されることで、強い痛みを伴うケースもあります。他の自覚症状は乳房のしこりです。乳房のしこりは多くが良性とされますが、自己判断せず医療機関を受診しましょう。

女性特有のがん以外にも、腰痛の症状が出るがんはある?

女性特有のがん以外にも、腰痛の症状が出るがんである可能性も考えられます。腰痛は多くの場合で進行が進んでいるサインなので注意しましょう。

ここでは、女性特有のがん以外で腰痛を伴うがんを解説します。

1. 大腸がん

大腸がんは結腸や直腸に発症するがんです。腺腫という良性のポリープからがんに進むものと、正常な粘膜から直接発症するものがあります。大腸がんでは、発症した部位によって症状に違いが生じる点が特徴です。大腸の右側で発症した場合、貧血やしこりなどの症状が現れます。左側では出血や便の異常、腹痛などの症状が一般的です。大腸がんが直接の原因で腰痛の症状が出ることはありません。しかし大腸がんが骨転移するケースがあり、腰椎に転移すると腰痛になる可能性があります。

よくある症状の血便は痔でも起こるため放置してしまいがちですが、がんの可能性もあるので注意が必要です。血便の症状が出た場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

2. 膵臓がん

膵臓がんも腰痛の症状が出るがんの一つです。膵臓は胃の裏側にある臓器で、がんの多くは膵管で発症します。膵臓がんは、がん細胞が小さいうちから周囲のリンパ節や肝臓に転移しやすいため注意が必要です。初期の膵臓がんは自覚症状がほとんどなく、早期発見は簡単ではありません。進行後の自覚症状は腹痛や食欲不振、お腹の張りなどです。またがん細胞が周囲の神経を圧迫して、腰痛の症状が現れるケースもあります。他には、急な糖尿病や症状の悪化で膵臓がんを発見する場合もあります。

膵臓がんの痛みは夜間に発生しやすいのが特徴です。四つん這いの姿勢から頭と胸を床に付け、膝を立ててお尻を高くする姿勢を取ると痛みを軽減しやすくなります。症状が出る頃には進行しているケースが多いので、早めに医療機関を受診してください。

3. 多発性骨髄腫(血液がん)

多発性骨髄腫はいわゆる血液のがんで、骨髄にある抗体を作り出す細胞ががん化した病気です。多発性骨髄腫が進行すると、腰痛の症状が出る場合があります。腰痛の症状が出るのは、がん細胞の影響で骨が破壊されるからです。

人間の骨は骨芽細胞と破骨細胞が相互に働くことで、新しい骨を形成しています。しかし、がん細胞の影響で破骨細胞が刺激されると、骨を過剰に溶かして破壊してしまうのです。骨の破壊が進むと、全身で骨折を起こす恐れがあります。背骨や腰骨は特に負担がかかるため痛みやすく、腰痛からがんが発覚するケースは少なくありません。多発性骨髄腫による腰痛は一般的なケアで痛みは軽減されず、進行するとさらに悪化します。腰痛の痛みが長引く場合は医療機関を受診しましょう。

悪腰痛により発覚したがんの治療法を解説

腰痛により発覚したがんの治療方法には、大きく分けて以下の5つがあります。

がんの種類や状態によって、複数の治療法を組み合わせる場合もあります。受けられる治療法は医療機関によって異なるので、医師に相談しましょう。

1. 薬物療法

薬物療法は抗がん剤を用いてがん細胞の増加を抑えたり、転移や再発を防いだりする治療法です。一般的に、抗がん剤は点滴や注射、内服薬によって投与します。薬物療法では全身のがんに対して効果が期待でき、再発や転移を予防できるのがメリットです。がんの状態や患者さんの体調によっては、通院で治療が受けられます。

ただし、薬物療法だけでがんの治癒を目指せるわけではありません。放射線療法や手術療法との併用が必要な場合もあります。また、吐き気や嘔吐、脱毛などの副作用があるため、患者さんのQOLの維持が難しい点もデメリットです。

2. 放射線療法

放射線療法は放射線を照射して、がん細胞を破壊する治療法です。手術療法に比べて体への負担が少なく、通院で治療が受けられます。がんが進行して痛みが出てきた時期に放射線療法を行うのが一般的です。さまざまな種類のがん治療で利用されており、骨転移の治療では痛みを軽減させる目的で使用されているのが特徴です。

放射線療法では、一カ所の病変に対して基本的に一度の照射しかできません。放射する部位によって耐容線量が決められているからです。耐容線量を超えて照射すると、正常な組織で障害が起きる可能性があります。

3. 手術療法

手術療法では、外科処置によってがん細胞を切除して体から取り除きます。がんの初期治療として行われ、がんの転移や浸潤がない場合に検討されるのが一般的です。腰痛により発覚したがんでは進行が進んでいる場合が多く、手術療法が行われない場合もあります。

また骨転移が確認された場合は、がんが原因の骨折を処置するために手術療法が行われます。骨転移したがんを取り除くための手術は多くはありません。手術療法のメリットは、初期のがんであれば完治が見込める点です。ただし他の治療法と比べて体への負担が大きく、合併症や副作用などのリスクもあります。

4. 免疫療法

免疫療法はもともと体に備わっている免疫の力を利用して、がん細胞を攻撃する治療法です。免疫療法には、免疫チェックポイント阻害薬や免疫細胞治療などの種類があります。

免疫チェックポイント阻害薬は、免疫ががん細胞を攻撃する力をサポートする薬です。また、免疫細胞治療は患者さんから免疫細胞を採取し、増殖・活性化させてから再び体内に戻す治療です。もともと体に備わる免疫を利用するため、副作用を軽減できるのが特徴です。
がんの進行を抑えるだけでなく、再発や転移の予防も期待できます。

瀬田クリニック東京では免疫細胞治療を実施しているので、がん治療でお悩みの方はぜひご相談ください。

瀬田クリニックの免疫細胞治療について詳しくはこちら

腰痛は女性特有のがんの症状の一つ

長引く腰痛は卵巣がんや子宮頸がんなど、女性特有のがんが原因となっている場合があります。また、大腸がんや膵臓がんなど、性別に関係なく発症するがんの影響で腰痛の症状が出る可能性もあるので注意が必要です。

多くのがんで腰痛の症状が出るのは、がんが進行してからです。普段から重い腰痛に悩んでいる方は、症状を放置してがんの発見が遅れるケースもあります。自分では判断できないので、長引く腰痛が気になる方は医療機関を受診しましょう。

瀬田クリニック東京では、がん治療の専門医療機関として免疫細胞治療を提供しています。患者さん一人ひとりに対して適した治療を提案する個別化がん免疫治療を実施しているので、がん治療にお悩みの方はぜひご相談ください。

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