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原発不明がんに対する免疫細胞治療の症例紹介

瀬田クリニックグループでがん免疫療法(免疫細胞治療)を受けられた原発不明がんの方の症例(治療例)を紹介します。症例は治療前後のCT画像や腫瘍マーカーの記録など客観的データに基づき記載しています。

症例
男性60歳代 男性
化学療法と免疫細胞治療の併用が有効であった原発不明がんの症例

治療までの経緯

2013年10月、左下腹部の痛みがあり近医を受診した結果、お腹の中の多くのリンパ節に腫れが見つかり、大学病院を受診しました。悪性リンパ腫や泌尿器または消化器の腫瘍を疑い、精密検査を実施しましたが病巣は特定できませんでした。お腹の中のリンパ節の一部をメス等で切ってがん細胞を顕微鏡で検査(生検)した病理の結果、神経内分泌腫瘍と判りました。どの臓器から発生したがんであるかは明らかになりませんでしたが、12月より抗がん剤治療(シスプラチンとエトポシド療法)を開始しました。2014年3月、免疫細胞治療検討のため当院を受診されました。

治療内容と経過

原発不明がんに対する免疫療法

免疫の状態を調べる検査(免疫機能検査)とがん細胞の目印を調べる検査(免疫組織化学染色検査)の結果より、アルファ・ベータT細胞療法を2回受けた後に、1種類の人工がん抗原を使用したペプチド感作樹状細胞ワクチンが開始されました。シスプラチンとエトポシド療法と免疫細胞治療の併用を続けていましたが、シスプラチンとエトポシド療法の副作用(しびれや腎臓機能の低下)がみられたため、2015年2月より免疫細胞治療単独治療に変更しました。免疫細胞治療による副作用はなく、定期的に受けているCT検査では、お腹の中のリンパ節転移は変わらない状態を維持しており、日常生活も問題なく過ごされています。

考察

この患者さんのように主病変が十分な検索でもはっきりせず、転移巣のみで発見される悪性腫瘍を原発不明がんと呼び、全がん種の約1-5%程度を占めると言われています。この患者さんの治療は、生検で得られた組織型を基に、神経内分泌腫瘍の標準治療であるシスプラチンとエトポシド療法が選ばれました。薬の量や治療の間隔を調整しましたが、副作用が強く継続が困難となり中止しました。その後、免疫細胞治療のみを継続し、腫瘍マーカーが基準値以下に低下するなど治療効果は持続され、良好な経過をたどっています。

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