採血の苦痛軽減に向けて
看護師ブログ⑥
みなさま、こんにちは。
気温もだいぶ暖かくなり、寒い冬より身体も動かしやすくなってきましたね。
さて、みなさまは採血や点滴の際に、なかなか針が入らず、辛い思いをしたことはありませんか?
定期外来受診の際には、必ずと言ってよいほど血液検査があると思います。
抗がん剤治療時には、採血をして、その結果を見て点滴の治療になるため、1日に2回針を刺すなんてこともあるでしょう。
どんなに血管がモリモリとしていても、頻繁に、同じ場所に針を刺すことによって、だんだん血管は硬くなり、針が刺しにくくなります。
また、抗がん剤治療を受けている人の場合、血管に炎症を起こしやすい薬剤もあり、治療の回数を重ねていくことで、血管が細くなったり、もろくなったりします。
そこで当院では、採血や点滴が心配という患者さんに以下のような対策を行い、できるだけ苦痛が小さくなるように取り組んでいます!
①採血・点滴する部位をよく温める
湯たんぽやホットパックを使用して、患者さんの腕をよく温めます。
温めることで、血管が拡張され、血流も良くなるので、血管が触れやすくなります。
使い捨てカイロでの代用ができるので、定期受診や治療の前に活用してみてください!
②採血・点滴前の水分補給
水分摂取量が足りないと血管内の水分も不足し、血液が出にくくなるため、こまめな水分補給が必要です。
身体の中からも温められるよう、常温~温かめのお水を提供しています。
カフェイン飲料は利尿作用があるので、水またはノンカフェイン飲料をおすすめします!
血糖値の検査がある場合には、糖分が入った飲料も気をつけてくださいね。
③リラックスできる環境づくり
「採血が怖い・・・」「また何回も針を刺されるのかな・・・」といった不安によって、緊張状態になると、血管が収縮し、さらに針が入りづらくなります。
そのような不安を緩和し、患者さんにリラックスしてもらうために、ベッドへのご案内、アロマオイルの活用、採血部位のマッサージなどのケアを行なっています。
採血が苦手で緊張してしまうという人は、定期外来受診の際にティッシュにお好みのアロマオイルを1滴つけて持っていくのも良いかもしれません!
採血や点滴など、針を刺されることに不安を抱えている方は、ぜひ処置の前に看護師にお声掛けください。
みなさまの苦痛が少しでも小さくなるよう、一生懸命ケアしていきます!
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