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ノロウイルスとは?免疫力が低下する時期にこそやっておきたい感染予防対策も解説
コンシェルジュブログ

投稿日:2024年1月30日

更新日:2025年2月13日

みなさま、こんにちは。
1月になりノロウイルスによる食中毒のニュースをよく見聞きするようになりました。

本日はそのノロウイルスについて、お話します。

まずはノロウイルスの性質について簡単にまとめました。

  • 感染経路:
    経口感染、接触感染、塵埃感染
  • 潜伏期間:
    24~48時間
  • 症状:
    嘔気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱(1~2日で回復)、嘔吐や下痢による脱水
  • 感染者からのウイルス排出期間:
    症状出現中2~3日がピーク
  • 特徴:
    感染力が強く、冬に多発し集団発生例が多い。細菌と異なり食品中では増殖しない。
    アルコールに抵抗力がある。

ノロウイルスは感染力が強く、特に冬に多発します。集団感染例が多いことから、家族や友達同士でわいわい集まる場での感染には気を付けたいですよね。

というわけで、感染予防のポイントや、家族・同居人が感染してしまった時の対処方法について、感染対策担当の看護師へ話を聞きました。

ノロウイルスとは? 特徴を解説

ノロウイルスとは、食中毒の原因となるウイルスの一種です。感染力が非常に強く、わずか10個からのウイルスでも腸内で増殖し、症状を引き起こします。

ここではノロウイルスの主な症状や感染経路、潜伏期間、治療法について解説します。

主な症状

ノロウイルスの主な症状は、嘔吐や吐気、下痢、腹痛などです。特に嘔吐や下痢は、ピーク時には1日に数回繰り返すこともあり、場合によっては脱水症状を引き起こす原因となります。人によっては発熱や悪寒などの症状が出ることもありますが、発熱に関しては高熱になるケースはまれです。

これらの症状はおおよそ1~4日ほどで治まりますが、脱水症状を起こしている場合や、抵抗力が低い乳幼児や高齢者は重症化するリスクがあるため注意が必要です。

感染経路

ノロウイルスの主な感染経路は、人から人への感染と食品を介した経口感染の2つに区分されます。

人から人への感染については、ノロウイルスが含まれる便や吐物を介した接触感染の他、空気中に飛び散ったウイルスを取り込んでしまう飛沫感染などが主な経路です。

一方、食品については、ノロウイルスに汚染された二枚貝(カキなど)を十分に加熱しないまま食べると感染するリスクが高まるといわれています。

潜伏期間

ノロウイルスに感染してから症状が出るまでの平均期間はおよそ1~2日間です。なお、ノロウイルスに感染した患者さんの糞便には、感染後1週間~1カ月にわたってウイルスが排出されます。

症状がなくなったからといって感染対策を怠っていると、身近な人が発症してしまう可能性があるため要注意です。

治療方法

ノロウイルスに有効な治療薬はないため、基本的には脱水症状を防ぐための措置を取ることになります。具体的には、小まめに水分を補給し、適度な栄養を摂取しながら、なるべく安静にして体力を回復させることが大切です。

なお、脱水症状を起こしてしまった場合は経口補水液を摂取しつつ、かかりつけの医師に相談しましょう。場合によっては点滴などの処置が必要になることもあります。

免疫(抗体)がある人はノロウイルスに感染しない?

ノロウイルスに感染すると、体内に免疫(抗体)が作られますが、その持続期間は半年~2年程度とされているので、繰り返しノロウイルスに感染する可能性があります。

なお、ノロウイルスは遺伝子タイプが異なるものが多数存在しますが、免疫は同じ遺伝子タイプのウイルスにしか働きません。別々の遺伝子タイプのノロウイルスに感染した場合、短期間で発症を繰り返す可能性もあるので注意しましょう。

免疫力の低下を防ぐためにできるノロウイルス感染予防対策

ノロウイルスの感染予防には、石けん手洗いが効果的です。手の甲や手のひらだけでなく、指先や指と指の間、爪の間、手首まで入念に洗いましょう。また、手は日常的にさまざまなものに触れます。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前、トイレの後など、小まめに手を洗ってください。

ノロウイルスを体内に入れないように、食品の調理に注意することはもちろん、自分の手も清潔にしておくことが大切です。

家族・同居人がノロウイルスに感染してしまったら……

①環境整備

ご家族や同居の方がノロウイルスに感染した場合、生活環境の消毒を行い、他の人へ感染拡大させないことが大切です。

ドアノブや手すりなど頻繁に触れる部分は、小まめに消毒しましょう。
特にトイレは感染拡大のリスクが高く、使用後には毎回消毒した方が良いです。
ノロウイルスはアルコール消毒が効きにくい特徴があるので、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が効果的です。ご家庭であれば、家庭用塩素系漂白剤(ex:ハイター)を0.02%~0.1%程度に薄めて使用してください。

※ハイターの場合:500mlペットボトルの水+ペットボトルキャップ約半分=0.02%、500mlペットボトルの水+ペットボトルキャップ2杯分=0.1%の濃度

また、感染した人が使用した食器や衣類・リネン類などは他の物と分けて、次亜塩素酸ナトリウムに漬けて消毒してから洗浄しましょう。

②嘔吐時の処理方法

感染した人の吐物を片付ける際は、使い捨てのマスクや手袋、ガウンを着用してください。

吐物はペーパータオル(不要になった衣類や新聞紙などでも可)で外側から内側に向けて包むように除去します。そして汚染された部分の半径1mを外側から内側に向け円を描くように、家庭用塩素系漂白剤(ex:ハイター)で漬したタオル等で拭くことがポイントです。

ノロウイルスは乾燥すると空気中に漂い感染拡大していくので、空気の流れに注意して換気することも必要です。

ノロウイルスの免疫に関するよくある質問

ノロウイルスの免疫について、よくある疑問・質問をまとめました。

ノロウイルスの免疫があれば再感染しない?

前述した通り、ノロウイルスの遺伝子タイプは複数存在するため、短期間で異なるタイプのノロウイルスに感染する可能性は十分あり得ます。「一度かかったから今シーズンは大丈夫だろう」と油断していると再感染する恐れがあるので、引き続き感染対策を徹底しましょう。

ノロウイルスの空気感染の確率は?

ノロウイルスを含む便や吐物が乾燥すると、ウイルスが空気中に舞い上がります。
その空気を吸い込んでしまうとノロウイルスに感染するリスクが高くなるといわれています。

空気感染を防ぐには、ウイルスを含む便や吐物を適切に処理することや、小まめに室内を換気することが大切です。

ノロウイルスにかからない人の特徴は?

ある研究によると、血液型がB型の人や、唾液などの体液から血液型を判別できない非分泌型の人は、生まれ付きノロウイルスに感染しにくいといわれています。

ただし、感染リスクがゼロになるわけではないため、日頃から手洗いうがいなどの感染対策を徹底したり、免疫力を向上するための工夫(食生活や生活習慣の見直しなど)を取り入れたりすることが大切です。

まとめ:ノロウイルスに感染しないためには免疫力を高めることが大切

冬本番の今、当院でもしっかりと感染予防対策を講じて患者さんをお迎えしたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。

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