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コロナウイルスに感染しない人の特徴とは?「重要なのはT細胞のパワー」
瀬田クリニック東京 コンシェルジュスタッフブログ

投稿日:2021年12月8日

更新日:2024年8月22日

コロナウイルスの感染予防や対策に関心を持つ人の中には、どのような人がコロナウイルスに感染しにくいのか気になる方もいるでしょう。実はコロナウイルスに感染しにくい人には、ある共通点があることが分かっています。それは「T細胞」と呼ばれる免疫細胞の存在です。

そこで本ブログでは、T細胞や新しいワクチンの可能性、さらにコロナウイルスに関するよくある質問などについてご説明します。

コロナウイルスに感染しない人の共通点とは?

去年春ごろ、新型コロナウイルスが最初に猛威を振るった第1波の際に、ロンドン市内の医療従事者を対象に感染状況や免疫の反応を調べました。その結果、直接、患者さんと接する医療従事者は感染リスクが高いとされますが、実は全体のおよそ15%は一度も感染せず、PCRなどの検査で陽性になりませんでした。そこで、さらにこの15%の人たちの血液を調べたところ、ある共通点が分かりました。それは、風邪などの原因となるコロナウイルスを攻撃する「T細胞」が体内で増加していたということでした。(T細胞とは、がん細胞やウイルス感染細胞などの異常細胞を見分けて、それらを集中的に攻撃、排除する機能を持つ免疫細胞)

感染しない人『重要なのはT細胞のパワー』

こうした免疫力を持った人たちは、T細胞によって感染の初期段階でウイルスを排除することができたので、体内でウイルスが増殖せず感染を抑制することが可能になったと考えられます。新しいワクチンとは、このT細胞を活性化しようとするものです。

現在のコロナウイルスのワクチン開発

現在、世界中で使用されているワクチンの多くは、ウイルスが人体の細胞に入り込むのに必要な、ウイルスの表面にあるスパイクたんぱく質を標的とする抗体を体内で作り、実際にウイルスが入ってきた際にブロックします。このワクチンのデメリットは、変異株に効果が弱く、持続期間が短いといわれていることです。

一方、新しいワクチンは抗体を作るのではなく、T細胞を活性化する仕組みになるといわれています。T細胞はウイルスに感染した細胞そのものを攻撃するので、変異株にも効果を発揮することや抗体より効果持続性が長い可能性が期待できるそうです。抗体ではなくT細胞を活性化するワクチンが開発されると、ブレークスルー感染を防いで、変異種にも高い免疫効果を示す可能性があります。

当院で行っている免疫細胞治療は、体外で活性化、増殖させたこのT細胞、あるいは樹状細胞というT細胞の指令塔を使った治療法です。詳しくはこちら「免疫細胞治療とは」をご参照ください。

なお、当院の免疫細胞の培養を受託しているメディネット社は、既に新型コロナウイルス予防のために、この樹状細胞を使ってT細胞を活性化するワクチンの研究を国立がん研究センターと慶応大学と共同で開始しています。

なお、病気の発生を未然に防ぐことを目的に、症状や障害が起こる以前の段階から実施する医療を先制医療といいます。先制医療としての免疫細胞治療の効果を研究していく上では、免疫機能を評価することが必要となり、瀬田クリニック東京は免疫細胞治療前後での免疫機能を測定するパラメーターを明確化するための臨床研究をメディネット社と共同で行っています。

コロナに感染しない人に関するよくある質問

コロナウイルスに関するよくある質問について解説します。

Q1:コロナに感染しない方法はありますか?
Q2:コロナに感染しても発症しない人はどのくらい?
Q3:コロナウイルスに感染しない人の特徴は?

不安の解消にぜひお役立てください。

Q1:コロナに感染しない方法はありますか?

現在のところ、コロナウイルスに確実に感染しない方法は明確になっていませんが、感染リスクを下げるのに有効とされている対策は存在します。

厚生労働省は、換気、マスク着用、手洗い、手指消毒の4つを感染対策のポイントとして示しています。特にマスクの着用は、人混みや病院など感染リスクが高い状況で重要です。なおマスクの種類としては、飛沫の拡散を効果的に防ぐことができる不織布マスク(サージカルマスク)の使用がおすすめされています。

これらの対策を日常生活に取り入れることで、コロナウイルスへの感染リスクを下げることができるでしょう。

Q2:コロナに感染しても発症しない人はどのくらい?

コロナウイルスに感染しても、症状が現れない人がいることが報告されています。特に、オミクロン株による感染では、自身が感染していることに気付いていない人も多いようです。

これは、オミクロン株による症状が従来の風邪と区別しにくいためと考えられています。また、2022年以降は重症化や死亡の割合も低下傾向にあります。

ただし、感染者数の増加に伴い、重症者の絶対数も増加する可能性があるため、コロナウイルスに対する警戒を緩めることなく、引き続き感染予防に努めることが重要です。

Q3:コロナウイルスに感染しない人の特徴は?

コロナウイルスに感染しにくい人の特徴は、免疫反応の司令塔とも呼ばれるT細胞を持っていることです。T細胞は免疫細胞の一種で、体内に侵入した病原体の種類に応じて、最適な免疫反応を誘導し、排除する役割を担っています。

コロナウイルスに感染した場合でも、T細胞によって初期段階でウイルスを排除できれば、ウイルスの増殖を抑制することが可能です。つまり、T細胞を持つ人は、症状や障害が現れる前に、未然にウイルスを防ぐことができるのです。

免疫細胞治療なら瀬田クリニック東京

今回はコロナウイルス感染とT細胞の役割についてご説明しました。

瀬田クリニック東京は1999年から、患者さんのがん細胞の性質・特徴を遺伝子レベルで調べ、個別化医療として一人ひとりにあったがん免疫細胞治療を専門医療機関として行っております。

治療についてのご相談や不安、疑問などございましたら、下記フォームよりお問い合わせください。

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