インフルエンザにかかっている人は新型コロナウイルス感染症にかからないの?感染症にかからない人の特徴を紹介
瀬田クリニック東京 コンシェルジュスタッフブログ
みなさま、こんにちは。
秋雨が続き日増しに寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私は、今日、インフルエンザの予防接種をいたしました。
それで思い出したのですが、先日ふと、こんなことを耳にしました。
「インフルエンザにかかったら、新型コロナウイルス感染症にはかからないんだよ」と……。
そんなことがあるのか疑問に思い、先生に伺ってみました。
インフルエンザにかかると新型コロナウイルス感染症にかかりにくくなる?
これは「ウイルス干渉」といって1つのウイルスに感染すると、自然免疫が誘導されるために、他のウイルスには感染しにくくなる現象です。例えばインフルエンザで自然免疫が活性化されていれば、新型コロナウイルス感染症には多少なりともかかりにくくなる可能性があるかもしれないそうです。ただ、これはこの冬を越して検証しないとわからないともいいます。
一瞬、「インフルエンザになったら新型コロナウイルス感染症にかからないのかぁ。よかったぁ」と思う自分がいましたが、すぐに「いやいや、どちらにもかかりたくない!」と、引き続き手指消毒、うがい、マスク着用など基本の感染予防対策をしっかりしようと思い直しました。
インフルエンザの感染予防対策4つを紹介
インフルエンザの感染を予防するために日頃から心掛けたい対策を4つご紹介します。
ワクチンを接種する
インフルエンザワクチンを接種すると、感染後の症状を発症するリスクを低減することができます。さらに、発症後の重症化防止にも効果的であることが報告されているため、インフルエンザが流行する前にぜひワクチンの接種を検討しましょう。
ワクチンの接種回数は、13歳以上なら原則1回(医師が必要と認めた場合は2回)で済むので、さほど手間はかかりません。
なお、13歳未満は2回接種が原則で、1回目と2回目の間には1~4週間の間隔を空ける必要があります(※1)(※2)。そのため、13歳未満のお子さんがワクチンを接種するときはスケジュールに余裕を持って医療機関を受診しましょう。
外出時にはマスクを着ける
特に不織布マスクには、インフルエンザの飛沫感染等をある程度防ぐ効果が期待できます。外出時にマスクを着用すれば感染リスクを低減できるので、外出の際はマスクを着ける習慣を付けましょう。
なお、マスクは正しく着けないと効果が半減してしまいます。そのため、以下のポイントに気を付けて着用することが大切です。
- ●鼻と口をしっかり覆う
- ●隙間がないように、顎まで覆う
外出後は手洗いうがいをする
階段の手すりや電車のつり革、エレベーターのボタンなど、不特定多数の人が素手で触る場所にはウイルスが付着している恐れがあります。外出から帰宅した際は、必ず手洗いうがいを行い、ウイルスが体内に侵入するのを未然に防ぎましょう。
手洗いは手の甲や手のひらだけではなく、指の間や指先、爪の間、手首なども念入りに洗うことが大切です。また、すすぎは十分に行い、清潔なタオルやペーパーで水気をよく拭き取りましょう。
生活習慣を正す
生活習慣が乱れていると免疫機能が低下し、ウイルスに感染しやすい状態になります。体の抵抗力を高めるためにも、日常生活で以下のポイントを意識して生活してみましょう。
- ●3食バランスの良い食事を取る
- ●十分な休養を取る
- ●室内を適切な湿度(50~60%)にする(※)
- ●小まめに室内の換気を行う
- ●定期的に運動をする
- ●ストレスを解消する
- ●小まめに水分補給する
- ●体を冷やさないようにする
まとめ:インフルエンザ予防接種や感染予防対策を徹底しよう!
気温や湿度が低くなると、インフルエンザが流行しやすくなります。
同様の気象条件で新型コロナウイルス感染症も活動が活発化しやすくなりますので、
みなさまも、インフルエンザ予防接種や感染予防対策をしてご自愛ください。
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