初めての方へ~瀬田クリニック東京からのメッセージ~
当院のWEBサイトを訪れていただき、ありがとうございます。皆さまへのメッセージを下記にまとめましたので、まずは、ご自身の状況に合わせてご覧ください。
すぐわかる がん免疫細胞治療
以下、免疫細胞治療の特徴を簡単にまとめています。
治療のしくみ
がん免疫療法(免疫細胞治療)とは、身体のなかでがん細胞などの異物と闘ってくれる免疫細胞を患者さんの血液から取り出し、人工的に数を増やしたり、効率的にがんを攻撃するよう教育してから再び体内へ戻すことで、免疫の力でがんを攻撃する治療法です。
がん免疫療法(免疫細胞治療)は患者さんがもともと体内に有している免疫細胞を培養・加工してがんを攻撃する点から、他の治療のような大きな副作用はなく、また抗がん剤や手術、放射線治療など他の治療と組み合わせて行うこともできます。
治療の副作用について
免疫細胞治療は患者さん自身の免疫細胞を治療に用いるので、軽い発熱等を除けば副作用がほとんどなく、身体への負担がほとんどありません。副作用が少ないため、生活の質、いわゆるQOL(=Quarity of Life)を維持しながら治療を続けることも可能です。
現在の治療と免疫療法の併用について
免疫細胞治療は、手術や放射線療法、化学療法など他の治療と併用して受けることができます。また、組み合わせ方によって治療の相乗効果も期待できます。また、これまでの研究から、免疫療法により患者さん自身の免疫力を高めることにより、治療全体の効果向上が期待されます。
治療の具体的な治療の流れについて
治療の種類にもよりますが基本的には2週間おきに採血と点滴を繰り返す治療となります。よって、入院される必要はなく、通院での治療が可能です。ただし、あまりに症状が重篤な場合は、通院による負担が病状の悪化に繋がる恐れがありますので、ご相談ください。
治療が適用になる方について
免疫細胞治療は体への負担が軽く、初期段階の方はもちろん、進行がん・再発がんの方も受診可能です。また、一部の血液系がんを除き、ほとんどのがん種に適応できます(治療の種類によっても異なるので、詳しくはお問い合わせください)。また、手術後に、再発を予防する目的で受診される方も増えています。
治療効果について
瀬田クリニックグループで治療を行った患者さんのうち、画像での病変比較が可能だった患者さん1,198症例について治療効果をまとめたところ、およそ半数の患者さんで、がんが縮小、あるいは一定期間がんの進行を抑えられました。詳しくはこちらをご覧ください。
治療の再発予防効果について
がん免疫療法(免疫細胞治療)は、手術で取りきれずに残ってしまうがん細胞や、事前検査で発見できず再発の原因となってしまう微小ながん細胞に対しても、全身的に作用します。よって、免疫療法(免疫細胞治療)は再発予防には特に適していると考えられます。
治療効果に関するエビデンス(科学的根拠)について
免疫細胞治療の有効性のエビデンスを示している臨床研究は国内外に数多く存在し、がんの免疫療法を専門とする数多くの医師や研究者の手によって国内外で幅広く行われています。その中で治療に関する安全性や有効性のエビデンスは数多く報告され、学会や世界的な学術誌でも発表されています。
当院においても、1999年の開院当初より大学病院等と共同で臨床研究を行い、有効性を示す数多くの研究結果を得ています。その結果は、論文や学会などでも発表しています。