AYA世代の患者さん
看護師ブログ
みなさま、こんにちは。
肌寒い季節になってきましたが、体調を崩していませんか?
当院スタッフは変わらず元気に、みなさまのご来院をお待ちしております。
さて、みなさまは「AYA世代」という言葉を聞いたことはありますか?
近年では、この「AYA世代」へのがん対策が国の重点項目となっているのですが、あまり聞き馴染みのない言葉ではないでしょうか?
本日は、AYA世代の患者さんについてお伝えしていきます!
AYA世代とは?
AYAとは、「Adolescent and Young Adult」の頭文字をとった言葉で、思春期~若年成人世代(日本では15~39歳の年代)のことを指します。
がんの罹患率は、高齢になるほど上昇していくため、AYA世代のがん罹患率はあまり高くはありません。
しかし、AYA世代で発症するがんの多くは希少がんで、5年生存率の改善が難しい状況にあること、最近では20~30歳代女性の子宮頚がんや乳がん、30歳代男性では大腸がんや胃がんが増加してきていることなど、AYA世代のがん治療はまだまだ課題がたくさんあるという現状です。
AYA世代患者さんの悩み
AYA世代の患者さんの治療では、年配世代の患者さんに比べ、抗がん剤による吐き気が強くなるリスクがあります。
他にも、脱毛や身体の一部を切除することにより、自分らしさを喪失すること、治療に伴う不妊リスクから妊孕性の問題も生じます。
また、AYA世代は、学生から社会人なり、結婚、出産、子育てなど様々なライフイベントを経ていく年代です。
その年代でがんを発症するということは、家族、学校、仕事、経済的なことなどの社会的な問題とも向き合わなければなりません。さらに、がん治療に伴う悩みや不安も抱えることになるため、精神的な苦痛が大きくなる傾向にあります。
悩みを抱えず相談しよう!
最近では、当院にもAYA世代の患者さんが増えてきたように感じています。
まだAYA世代へのがん対策には課題が多くある現状ですが、みなさまが少しでも不安を解消し、安心できるように、医師、看護師で協力し合いながら、日々の診療・ケアに取り組んでいます。
木曜日には臨床心理士も勤務しているため、AYA世代の多岐にわたる悩みごとに対応してくれます。
もちろんご家族からの相談も対応いたします。
ぜひ、当院に来院されたら、どんな些細なことでも結構ですので、困っていること、心配なことをご相談くださいね!
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