瀬田クリニック東京は、患者さんに最適な集学的治療を提供する一翼を担わせていただきたいと考えています。 主治医の先生のご理解とご協力のもと、治療方針・治療計画、ならびに患者さんの状態を踏まえたうえで、有効性が期待される治療を積極的に併用していくことを基本方針としています。
当院の免疫細胞治療は、一部の白血病等を除くすべての悪性腫瘍が治療の対象になります。比較的早期の方から、再発・転移をともなう方まで広く対象となります。
ただし下記に該当する方は治療の対象外となります。
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Tリンパ球、NK細胞由来悪性リンパ腫及び白血病
免疫細胞の培養に使用するIL-2により悪性の細胞が活性化するおそれがあります。活性化自己リンパ球療法は適応外、樹状細胞ワクチンのみの適応となります。
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ヒト成人T-cell白血病ウイルス(HTLV)抗体陽性の方
T細胞の増殖に伴いウイルスも増殖するおそれがあります。活性化自己リンパ球療法は適応外、樹状細胞ワクチンのみの適応となります。
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HIV感染者
細胞培養を行うCPCの施設要件により、P3レベルの感染症を取り扱うことができないため、培養ができません。
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臓器、同種骨髄移植を受けられた方
また、原則として外来で治療を行いますので、目安として、
- (1)食事はある程度採ることができる
- (2)身の回りのことが自分でできる
- (3)歩行が可能である
- (4)無理なく来院できる
などが条件となります。
患者さんの状態があまりに不良な場合には効果が期待できず、来院による患者さまへの身体的負担等も考えて当院での治療を受けないようおすすめすることもあります。
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当院は完全予約制となっております。あらかじめ患者さん、ご家族よりお電話にてご予約をお取りいただいております。
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ご紹介の際は、お手数をおかけしますが、下記の資料をご準備のうえ、患者さんにお渡しいただきますようお願い申し上げます。
●診療情報提供書
●画像フィルム等
病変部の評価が可能な画像をお貸し出しください。当院で必要なものはコピーさせていただきます。
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患者さんには予約日に、上記資料をご持参のうえ、ご来院いただきます。
免疫細胞治療の内容(有効性や安全性など)、費用などについて十分ご説明し、インフォームドコンセントを行ったうえで、資料や問診をもとに治療方針を決定していきます。
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当院の治療内容は、後日担当医よりご報告させていただきます。
当院では、ご紹介いただいた患者さんの診療情報や免疫細胞治療に関するご案内など、主治医の先生方と密接に情報共有を行うことで、患者さんへのよりよい医療の提供を目的に、医療連携室を設置しております。